日本列島大猛暑!!熱中症多発!!
最近特に暑すぎますますね。
埼玉・熊谷で41.1度国内最高気温観測したそうです。
東京・練馬でも39.6度を観測。
全国各地では、熱中症になり病院に運ばれる方が、2万2647人!!
中には、重篤になりお亡くなりになった方が、1週間だけで65人もいらっしゃったそうです。
気象庁からも、災害級の猛暑と呼ばれ大変な事態になってきて居ります。
本日は、ご高齢の方と、熱中症の関係性をご説明しようと思います。
高齢者の熱中症
さて、ご高齢の方と若い方が比較的多く熱中症にかかりやすくなっているようですが、なぜでしょう?
若年層の主な熱中症の起因は、水分を取らないで屋外で過度な運動を行うことにより熱中症にかかる方が多くいますが、
高齢者の方は、なぜか自宅内でなくなっている方を、報道でよく目にします。
原因としては、
①高齢者の方は体内の水分量が少ない
高齢者の方は、若者と比べ体内の水分の量が若者と比べ、体重比20%も少ないと言われております。その為、水分をこまめに補給しないと、体内の水分が無くなってしまい熱疲労を起こします。
②暑さを感じづらい
高齢者の方は、体の感覚が鈍くなり、のどの渇きも感じにくく、水分が必要でも本人が気づかない事が多く、水分を補給しない
③体温の調整機能が低下している
高齢者の方は、汗腺の機能が低下して、体温調節機能が低下しているため、体に熱がたまりやすくなり、熱射病になります。
④老廃物の排出機能による水分欠損
高齢者の方は、水分調節において重要な腎臓の機能が低下し、老廃物を排出するための尿量が多くなる
等の理由によって、比較的運動量が少ない環境でも、熱中症になり易い為、ご自宅等でなくなってしまわれることもある様です。
更に最近では、エアコン機器の複雑化により、送風と冷房の切り替えが判らず、そのまま睡眠してしまい、夜間に熱中症にかかる方もいると聞いています。
熱中症の種類
①熱失神
炎天下や蒸し暑い室内で活動すると、人間の体は、体温を下げるために大量に汗をかいて脱水症状を起こしたり、皮膚の血管が拡張することにより、血圧が低下し体内の熱を下げようとします。
その結果、体温を下げるために脳への血流が減る事でめまいや立ちくらみ、頻脈、呼吸数増加、失神などを起こすことをいいます。
②熱けいれん
大量の汗をかくと、水分とともに塩分(ナトリウム)が失われます。
水分を補う際に塩分が含まれない飲み物を飲むと、血液中の塩分(ナトリウム)濃度が低下し、筋肉の収縮に必要な塩分(ナトリウム)が不足することにより、筋肉痛や手足のつり、こむらがえりといった症状を引き起こします。
小児の発熱の際に起こることがある「熱性けいれん」とは違います。
③熱疲労
大量の汗をかいて、水分と塩分(ナトリウム)が過剰に失われ、脱水状態に水分がとれない状況が続くと脱水に陥ります。
脱水によって体内の水分量が減少することにより、循環する血液量が減ってしまいます。
これによって臓器機能が低下し、吐き気や食欲不振などの胃腸症状や疲労感などさまざまな症状が起こります。
対応を怠ると、より重症の熱射病になる危険性があります。
④熱射病
脱水が進行していくと、体温が40℃を超え、脳の温度も上昇することで体温調節の機能が失われ、体にこもった熱を拡散できなくなります。
発汗が止まり、皮膚が乾燥し、体温が急激に上昇し、40℃を超えます。
意識低下障害や異常行動、過呼吸や全身けいれんなどの症状が起こります。全身の臓器に障害が起き、治療が遅れると脳障害が残ったり、最悪の場合死にいたることもあります。
夢楽施設でも、利用者さん及び職員に十分な水分補給をお願いしています。
いつまで猛暑が続くかわかりませんが、皆さん体調管理には気をつけてください。
消防庁さんの熱中症予防ビデオを貼っておきますのでご覧ください。