梅雨明けの心配

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夏真っ盛り

梅雨が明けました。空は青く、雲は高く、晴れ晴れとする、正に「夏真っ盛り」の風景が見え、ついに夏が始まった感じがします。今年は、台風を追いやって隅田川花火大会が開催されました。様々な夏の風物詩が繰り広げられている中、今年も猛暑になる予想も各所で出ており、熱中症の危険性が、様々なメディアでアナウンスされています。私たち高齢者介護事業者は、この時期になると、とても気を張る時期になってきます。高齢の方は、体温の調節機能の低下があり、熱中症にかかり易い方が多く、水分摂取量など介護者の気にかかることが多くなります。

高齢者の体温調節機能と熱中症の関係性

高齢の方は、皮膚の温度センサーの能力が低下しやすく、汗をかいたり、血管の収縮を行う体温調整の機能が、難しくなってきます。その結果体温の上昇が起こり、熱中症にかかり易くなっていきます。総務省の調べでは、先々週の集計結果では高齢者の搬送人数が994名に対して、先週になり、2,978名と倍以上の人数になってしまっています。まだ本格的な夏を迎える前に、これだけの熱中症患者が高齢者の中で発生していることを踏まえると、私たち介護事業者は、もっとしっかり、利用者様へ注意喚起を行っていく必要があると思います。

介護事業者としての熱中症対策

夢楽のメイン事業はデイサービスとしておりますが、熱中症対策と言えば、室温管理が一番に上がってくると思われます。多くの場合、室温管理はクーラーの調節を注意していればいいのでは?と、思われがちですが、デイサービスではクーラーの温度を調整するといっても、利用者様の心身の状態や、着座位置により、一括りに温度調整が出来ないこともあり、常に注意を払う事が必要となります。健常者の方は、ある程度の体温調整・耐性もあり、自身で室内の温度管理もできます。心身虚弱の方、健常に近い方など、個々に併せた適切な温度の幅が広くなり、調整が難しいのが現状です。高齢の方々は水分摂取の量も、のどの渇き等にも気づき辛く、現場の職員が管理する事が重要です。

高齢者の熱中症対策で重要な事

夢楽でも、室温管理や水分摂取などの通所時での対策を色々と行っていますが、一番の対策は居宅内でも日頃からエアコンの利用や、少しづつ水分を摂取することを習慣づけて頂ける様に、ご自身で対策出来る方への啓蒙活動も非常に重要だと思っています。夢楽では・・・

①ちょこちょこ水分摂取

②積極的なエアコン使用

上記に関しては、夏場が近くなると利用者様に朝の会、夕方の会にて幾度となくアナウンスさせて頂いております。これにより、不慮の事故が減ることを目標に継続していただければと考えております。