送迎のAI商品ついに・・・
我々介護現場が待ちかねた商品をPansonicから発表がありました。
その名も「DRIVEBOSS」
2018年1月より、デイサービス「ツクイ」より試験導入がされており、2018年6月より
我々の介護施設などに、本格導入される見込みである。
ツクイの現場では、クリック一つで送迎表が作成出来るので、大変便利だという。
介護は人と人が接するサービスのため、ITに対するアレルギーが強い業界。
なので、簡単なUIの画面などで、操作性を追求したもの。
わざわざ、取り扱い説明書が無くでも、操作できる簡単さにも留意している。
現状の介護施設の送迎表の作成の仕方
送迎表を作成するには、実はかなり技術がいる、まるで難易度の高いパズルを完成させるがごとく。
(~さんは9:00指定)(~さんは車椅子)(~さんは時短利用)(~さんは明日休み)etc
夢楽でも、送迎表を作成できるメンバーは限られており
ベテランドライバーと施設長クラスの人しか作成ができない。
また、ドライバーも高齢者が多く、若い人があまりいないのも現状。
そもそも送迎ドライバーの仕事って・・・
デイサービスにおける送迎ドライバーの仕事は、簡単に言ってしまうと、
「利用者さんを安全に自宅から介護施設に送り、施設から自宅に安全に送りする事」
送迎なので、近くの家に徒歩で行くわけではなく、施設から約6km範囲以内の利用者さんを車で迎えに行きます。
車と言っても、4人乗りのレンタカーでよく借りる小さいやつではなく、ンボックスカーやワゴンのような大きめものです。
普段から軽自動車しか運転しておらず大きな車を運転する自信がない方や、普段から車に乗っていないペーパードライバーの方には難しいと思います。
運転免許の他に介護福祉士や介護職員初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)の資格があればよりベターですね(*^_^*)
仕事中の注意点
介護ドライバーは利用者の命を預かる仕事と言っても過言ではありません。一瞬の判断の見誤りで、交通事故で、自分も利用者さんも怪我する事態になってします。う。
<安全運転>
昨今、ニュースでは介護車両の事故報道も少なくありません。交通法規に従って安全運転をする事は勿論の事ですが、どのような点で気を付けているのか。
夢楽では
□ 発進前 | 車いすの固定機能やシートベルトのチェック |
□ 発進 | 加速を感じないようなゆっくりした発進・加速 |
□ 右左折 | 曲がる前に「右に曲がりますよ」などの言葉をかけ、遠心力を感じないくらいのスピードで曲がる |
□ 見通しの悪い交差点 | 出会い頭の事故防止の注意 |
□ ブレーキ | ポンピングブレーキ(※但し、あまりやりすぎると車が揺れるので注意) |
□ 住宅街 | 住宅街などの細い道では、ハンドルを切る位置やブレーキのタイミングを更に気を付ける |
□ 敷地内・バック 基本クリープで走行する | 基本クリープで走行する |
□ 停止・到着時 | 停まる前に「停まりますよ」などの言葉をかけて、ゆっくり停まる |
高齢者は、僅かな衝撃でも不快に感じる事があり、運転者は細心の注意払いながら、運転しています。
送迎でよくある質問
Q1:介護の資格を所持していない福祉施設のドライバーが、利用者の車いす等の乗車をサポートしても良いのですか? A1.デイサービスの送迎ドライバーには特に資格が義務付けられていません。事業所で自主的に必要資格を設けている場合以外は無資格であっても介護サポートは可能です。 |
Q2.利用者様やそのご家族にモノをいただくことがあるのですが断り切れません。どうすれば良いでしょうか。 A2.どうしても断れない時はいただき、管理者に報告して対応を委ねましょう。また、今後どのような対応をするべきかをスタッフ達と話し合い、共有するようにしましょう。但し金銭に関しては確実に断りをいれましょう、後々トラブルになります。 |
Q3.送迎ドライバーが利用者様を送るのはマンションの玄関までですか? それともご自宅の玄関までですか? またはご自宅の部屋の中までお連れするべきですか? 身体が不自由なご利用者様をマンションのエントランスまでしか送らないのは気が引けます。 A3.デイサービスの職員がご利用者様の家の中まで入る必要はないという考え方の人もいらっしゃいますが、法令での決まりはありません。こればかりは施設によって決まりがあると思うので従うようにしましょう。もし施設で「送迎はマンションの玄関まで」と決まっていても「マンションの玄関で放っておくのは忍びない」「部屋の中まで送ることによって喜ばれた」などの意見により決まりが変わるかもしれません。介護の仕事をサービス業として価値を上げるためには少しでも利用者に寄り添うことが必要でしょう。車椅子の利用者さんは特に家に入ってお出迎えする事もあり、また利用者宅の鍵も取り扱う事もあるので気を付けたいところです(*^_^*) |
最後に
移乗などの、業務は体力を使うので若手がもっと必要だと、現場にも若い人が必要だと常に思います。