共生サービスの在り方は色々と考えないと・・・
今年の4月より、厚生労働省から、通所介護や訪問介護、
ショートステイで共生型のサービスを行える様になりました。
中には、児童発達支援も提供できる様な改定もあり、
社内でも、今後のサービス提供体制の在り方に関しての色々な意見が飛び交いました。
もちろん弊社内でも、共生型に対しての実施が可能かの検討会議が何度か開かれ、
地域の施設長が、行政へも相談に行き、実際の提供方法やあり得る懸念点など、
色々とご質問もさせて頂き、情報交換を行わせて頂いて居ります。
その中でも、少々気になった意見があり、書き留めておこうと思います。
以前、障害児童発達支援の施設で勤務していた職員の話ですが、
↓↓
児童発達支援で、健常者を扱う老保一体型の施設の運営は実績はあり、
今後もこの様な施設が増えることは賛成するが、
障害者の児童発達支援では、身体と精神の状況によっても、
受け入れを行う際にとても慎重にアセスメントを取って行うもので
ひとえに、同一の施設で、同じように対応の出来る事ではないと思っている。
片や、高齢者介護でも、認知症の利用者様が居たり、身体的に障害のある利用者様もいたり、
病理的な対応が必要な方が居たり、一人一人、違う対応が必要ですが、
全く違う対応が、さらに2倍に増えるイメージなので、
現行の対応方法だと、職員が、帳票等の対応もさらに増え、
同一の施設で、行っていくには、限度があるのではないだろうか?
と語ってくれました。
確かに、現場で、職員も少ない中対応するには厳しい現実もあり、
今後、更なるモデルケースと、成功事例を見ないと飛び込めるサービスではないかもしれません。
弊社では、保育と介護を行っている法人の為、今後、是非とも老保一体型の
サービス提供を行っていきたいと考えておりますが、
共生サービスは熟考が必要かと思います。